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2020.01.21 ブログ

ゴミ屋敷は行政と協力しましょう。

年末年始になるとテレビの特集で取り上げられる「ゴミ屋敷問題」。
ワイドショーがゴミ屋敷を取り上げるのはめずらしいことではありません。
みなさんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

この「ゴミ屋敷問題」。
確かに社会的に大きな問題になっていますが、住人だけを「悪」とするメディアを悲しく思う同業者は多いのではないでしょうか。

ゴミ屋敷住人だけを悪としないでほしい

ゴミを放置していることで悪臭が発生したり、害虫が蔓延…。
ゴミ屋敷が、近隣住民の方に直接的な被害が出ているの確実であり、迷惑そのものでしかありません。
近所の方々がゴミ屋敷の住人に対して、相当な不満が溜まっている事ももちろん理解できます。
そして、ゴミ屋敷の住人と対話をして今の状況を解決しようと思ってもできなくて、むず痒い気持ちをしている方は多いのではないでしょうか。

ゴミ屋敷問題の裏に、精神的な病や孤立の可能性が

ゴミ屋敷の住人は社会から孤立しています。
人と関わることを極度に恐れていたり、物を捨てることに強い不安を感じているなど、精神疾患を患っている場合もあります。そして厄介なことに、本人が自覚しておらず、さらには社会的に孤立している方がほとんど。
このような状況とは知らずに、ゴミが溜まり、近隣住民との関係が悪化している悪循環が生まれています。
周囲の人が異変に気づくことで早期治療につながりますが、一人暮らしで地域との交流もありません。
また周囲の人に「精神病だ。」と言われてすぐに納得する人はどんな場合であれ、なかなかいないでしょう。

ゴミ屋敷問題はメディアが簡単に取り扱うほど軽い問題ではない

メディアにおけるゴミ屋敷問題は以下の流れで表現されています。

汚いゴミ屋敷に住む住人に迷惑している
ゴミ屋敷の住人が悪の根源
著名人やリポーターがどうしようもならない住人を直撃
説得
テレビのチカラで解決
視聴者スッキリ

正直なところこれは本当の解決ではない

私たち遺品整理業者はこの問題に真摯に向き合っています。
単発的な掃除で一掃解決できる問題ではないことを理解しているので、この「住人=悪人」「悪を成敗」という流れに違和感を抱きます。

テレビに見る著名人が問題を解決したような表現がされていますが、これを見た「ゴミ屋敷の住人」はどう思うでしょうか?
さらに社会的に悪とされている自分の分身を見て、社会から孤立するのではないのではないでしょうか。

テレビではなく行政に頼りましょう

行政の介入による問題解決が可能であるにもかかわらず、テレビ局側が取材を拒否している住人にしつこく詰め寄り、「ニュース番組」内でその映像を流してコメンテーターたちに批判をさせることはさらにゴミ屋敷の住人を孤立させます。

名古屋市の行政

例えば近隣の愛知県名古屋市では市民が住んでいる建物などに物品が堆積・放置されることによって発生する不良な状態を解消し、市民の安全で快適な生活環境を確保することを目的に「名古屋市住居の堆積物による不良な状態の解消に関する条例」が平成30年 4 月 1 日から施行されています。

名古屋市、市民、所有者・管理者のそれぞれの責務として

市は対策や取組を適切に実施すること
市民は建物や土地などを不良な状態にせずに地域の生活環境を良好に保つこと
所有者・管理者は建物や土地などを不良な状態にならないように努める。
もし不良な状態になった場合は解消に努める。

など、市が実施する対策や取り組みに協力することなどが定められています。

名古屋市でも「調査・指導・勧告の実施」「命令・公表・代執行の実施」「生活環境保全審議会の設置」「支援の実施」が取り組まれています。
正当な理由なく立入調査を拒否等した場合や命令に違反した場合は、罰金が科されることも明記されており、厳しい内容となっています。

まとめ

このように行政もゴミ屋敷に対して厳しい条例を設けています。
身近にゴミ屋敷がある場合は行政に相談して、正しい遺品整理業者に相談してみましょう。

ピアルカでは、遺品整理、生前整理を始め、倉庫の整理、空家の処分、定期清掃など、あらゆるお片付け作業をお手伝いをしています。
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