遺品整理・生前整理をする場合、買取業者を一緒に依頼する方がほとんどだと思います。
その時に悪徳業者につかまってしまう方が最近多くみられます。
本日は、事例をご紹介します。

着物だけを引き取ってもらうはずだったのに…

お客様は60代の女性。
生前整理をする際に、着なくなった着物を換金するべく、買取業者に来てもらったそうです。
その買取業者の対応は至極丁寧で、買取業者としての実績もある資料などを見せてもらったのでその日に買い取ってもらうようにタンスの中身を見てもらったそうです。
ところが家に入るやいなや、タンスの中の物を乱雑にあさり、下駄箱やアクセサリーボックスなども漁るように物色。
言われるがままにしていたら貴金属と着物を一緒にでないと買い取れない。と言われ、貴金属も売ってしまったそう。
その値段にも疑問があり、やはり返金・返品して欲しいと後々電話したけれど、対応してくれるわけもなく、泣き寝入りしてしまったそうです。
業者が男性で、家に入れてしまった手前、不安や恐怖もあって、はっきりと断れない・・・
そんな女性や高齢者の方々に対して、立場が弱いといったところにつけこみ、悪徳業者が達者な口ぶりで買い叩いて持っていってしまうのです。
なぜ、このような目に遭ってしまうのでしょうか。悪徳業者は確かに強引です。
しかし、もう一つの理由として、遺品をお持ちの方が、「どんなものに価値があるのか」がわからないということもあると思います。
故人、またはあなたがとても大切にしていた価値あるものが、不当な悪徳業者によって、無価値の状態で処分されたり転売されてしまうのはとても悲しいことです。
あなたが今、価値あるモノをお持ちであれば、ご自身のためにも次世代のためにも、計画的に遺産や財産整理をしていく、もしくは価値を伝えていく必要があるかと思います。
お持ちのお品物を、どこでお売りになるか、処分するのかを選択する権利・責任はお客様にあります。
この認識を強く持って、より良い選択をしていただきたいと思っています。
では信頼できる遺品買取業者を見分けるポイントは？
どんなところに依頼をすれば安心でしょうか？

被害に遭わないための買取業者の選び方

モノに対する想いをしっかり聴いてくれる。

顧客の話しを丁寧に聞くというのはサービス業として当たり前のことです。
それをせずに買取だけさっさとして帰ろうとする業者は避けましょう。

納得のいく説明をしてくれる。

ご自身の大切にしていたものがどれくらいの価値があるのか、どのようなものなのかをしっかり説明できる業者を選びましょう。

査定の対象商品を丁寧に扱っている。

先述しましたが、家に入ったらタンスをごった返して漁るような業者を悪徳極まりないです。絶対に避けましょう。
またどのような業者であっても、「タンスの中を開けていいですよ」と丸投げ、お任せするのは控えたほうが良いかと思われます。
ひとつひとつのものを大切にしている態度をこちらから表現するのも重要です。

誠実な対応で、気持ち良いコミュニケーションがとれる。

相手の立場に立って、考えながらサービスする、提案する。これができる業者かを見極めましょう。

買取業者を呼ぶ際のアドバイス

とかく悪徳業者のターゲットになるのは、女性・高齢者。
女性の社会的地位が確率された時代でも、物理的に男性に勝てることは非常に難しいです。
どれだけ芯のある強い女性・しっかりとした高齢者でも成人男性に厚的な態度を取られたら恐怖を覚えるのは当然のことですし、その場を切り抜けようと間違った選択をしてしまいます。

そうならないためにも、買取業者を選ぶ際、呼ぶ際には必ず家族・息子・親戚など信頼できる男性と一緒に行動しましょう。
一人男性がいるだけで悪徳業者をかなり敬遠できます。

まとめ

整理業者があちこちに立ち並ぶ現在、比例して悪徳業者も増加をたどる一方です。
悪徳業者に巻き込まれないためにピアルカでは、今後も事例を元に対策をご紹介していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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