身内や自分の大切な人が亡くなることは悲しいことです。
しかし人間である以上、大切な人の死と向き合う事は避けられません。
残された家族にとって遺品整理をどうすれば良いのか戸惑う方も多いでしょう。
今日は遺品整理の方法や業者への以来の手順をご紹介します。

そもそも遺品整理とは？

遺品整理とは、「亡くなった方の部屋にある物を整理して、部屋の片付けをすること」です。
部屋の清掃をはじめ、不用品の処分も遺品整理の作業の一つです。
さまざまな物品を金融財産や貴重品、高級品、思い出の品、ゴミなどをひとつひとつ仕分けなければなりません。
しかし、何が重要なものなのか、どこに何があるのかは故人にしか分からないことがほとんど。
遺品をどのように仕分ければよいか悩む遺族も多いです。
遺品整理は思った以上に精神的にも苦痛で、時間がかかる作業です。

また遺品を整理する前にすべきことがあります。

遺品整理をする前にすべき3つのこと

遺品整理をスムーズに行うためにも確認しておきましょう。

遺言書の有無と相続人の確定

遺留分を侵害しない限り、遺産の相続は遺言書によって定められます。
自宅に遺言書がある場合は、遺言書を家庭裁判所に持参して検認を受けなければなりません。またこの際、相続人を確定することも必要となります。

負債がどれだけあるか確認する

相続するか否かを判断するためには、負債の額を把握することが重要です。個人信用情報機関で情報開示を受けることができます。負債を把握する前に遺品整理をすることはおすすめしません。遺品とは言い換えると遺産であるため、ゴミだと思って手を付けてしまうと物によっては思わぬ借金があったときに相続放棄ができなくなる可能性があります。

財産がどれだけあるか確認する

預貯金や不動産、有価証券など、財産を把握することも必要です。なおこれらの情報は、物品を整理する過程で出てくることもしばしばあります。そのため、部屋の整理を行う必要はありますが、相続の方針が決まるまで換金してはいけません。

相続手続きをしないと大変なことに
遺品整理を行った結果、価値のあるものが出てくることも多いでしょう。
その一方で借金があることを証明する書類等も出てくることがあります。
もし財産よりも借金の方が多ければ、相続放棄や限定承認をする必要があります。
この場合は、死亡の事実を知ってから3ヶ月以内に、家庭裁判所に届け出なければなりません。
届け出をしないと単純承認となり、財産も負債も全て相続することになります。
そのため、借金も相続してしまいますから注意が必要です。
また遺言書で相続の指定がされている場合は、財産を勝手に処分してはいけません。
後日、他の相続人に訴えられる危険性があります。
相続放棄を希望する場合も同様で、財産を換金すると相続放棄ができなくなってしまいます。

上記の必須要項が終わって、やっと遺品を片付け始めることができます。
ここまでのことでも遺族様はきっと疲労困憊でしょう。

だからこそ、遺品整理業者を依頼する方が非常に多いのです。
では、遺品整理会社への依頼はどうやったらいいのでしょうか。

遺品整理業者に依頼する方法

遺品整理業者に片付けをお願いする場合は、次の点に注意しましょう。

訪問見積もり(下見)を必ずしてもらう

3社を目安に複数社から見積りをとり検討してみましょう。また業者による部屋の下見は必須です。

遺品整理業者に依頼する内容を決めておく

遺品整理の項目には、遺品の整理や片付け、貴重品の捜索、不用品の買取りや処分、部屋の清掃などがあります。どこまで依頼するのか、予め決めておくことが必要です。

悪徳業者でないか許可を調べる

業者が必要な許認可を受けているか確認してください。遺品を運ぶ場合は一般廃棄物収集運搬許可(もしくは許可業者に処理を委託している)、遺品を換金する場合は古物商の許可が必要です。

見積もり料金の内訳が明瞭かチェックする

見積書の内容もチェックし、具体的な作業内容を記載してもらうようにしましょう。

キャンセル料金など契約内容に注意する

契約後はキャンセル料が発生する場合がありますから、事前に確認しておきましょう。
キャンセル料でのトラブル事例もよくあります。

安くて評判の良い業者を探す方法

遺品整理を業者に依頼する際に何よりも重要なのは、「しっかりとした安心できる業者に依頼すること」です。
大切な人の遺品を整理するのですから、いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくないものです。
また料金を安くしたい・出費を抑えたいというご要望もあるでしょう。
そんな場合は「みんなの遺品整理」というサイトをチェックしてみてください。
こちらのサイトでは遺品整理資格を持った安心安全な全国の会社を紹介しています。
ピアルカももちろん掲載していただいていますよ。

おわりに

遺品整理は相続も絡む問題であり、時間も必要です。
そのため遺族では厳しいことも多いでしょう。

ピアルカでは、生前整理・遺品整理・空き家整理サービスを真心込め,作業いたしております。
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