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2020.11.09 ブログ

ゴミ屋敷のリスクや健康被害


ゴミ屋敷といえば今や社会問題としても耳にする機会も増え、なかにはご近所さんでゴミ屋敷があって不安に思っているなんて人もいるのではないでしょうか。
ゴミ屋敷は周囲にも迷惑をかける可能性がありますが、同時に住んでいる本人にとってもリスクや健康被害などの危険性があります。ゴミ屋敷は何が問題なのか?その理由や原因についてご紹介していきたいと思います。

ゴミ屋敷に起こりがちな問題とは


ゴミ屋敷にはどんな問題が起こるのか、さまざまなリスクについて説明していきます。

1. 悪臭が起こる

ゴミ屋敷で最も大きな問題は悪臭による被害です。例えばお弁当の食べ残しをそのまま放置していると、細菌が繁殖し腐敗臭の原因になります。ゴミ屋敷でものが散乱している状態だと、食べ残しが部屋のどこかに置かれている状態だと思います。
その上に別のゴミが重なり、ハエやウジムシ、ゴキブリが部屋のなかを歩いていることも…。悪臭の問題はその部屋だけに限らず近隣の部屋にも影響を及ぼす恐れがあるので、苦情が原因でゴミ屋敷であることがバレてしまいます。
悪臭は一度つくと落とせなくなってしまうこともあり、専門的な消臭を行う必要が出てきてしまうことも…。また臭いが洋服などについてしまい、周囲との距離を取るようになると、コミュニケーションの低下に繋がることもあります。

2. 倒壊や火災

ゴミ屋敷は悪臭や害虫などの問題だけでなく、けが人を引き起こすリスクも忘れてはいけません。例えば積み上げていたゴミが倒壊し、たまたま道を歩いていた人に当たってしまった場合はもちろん、住民自身がケガをするリスクもあります。
日本の場合いつ地震が起こるかわからないからこそ、倒壊のリスクは高くなります。またタバコの火の不始末が原因の火災の場合、ゴミが大量に積み上げられた部屋ではあっという間に燃え広がってしまうことも考えられます。
自宅の全焼はもちろん近隣の住宅にも影響が出てしまうこともあります。ゴミに囲まれた部屋のなかで逃げ場を失うこともあり、ゴミ屋敷は命にまで大きな影響を与える可能性が十分に考えられるのです。

3. 強制退去

ゴミ屋敷の状態が周囲の人に知られると、法律によって追い出されてしまうこともあります。ゴミ屋敷であることを気付かれていないと思っていても、悪臭や害虫の多さ、周囲の人は意外とよく見ています。
マンションの一室がゴミ屋敷になっている場合、近所の人たちが大家さんや管理会社に苦情を出すケースもあります。これらの苦情が多くなると、強制対処を命じられることもあります。
ゴミ屋敷に住んでいると住んでいる場所がなくなってしまうリスクもあります。また、退去時に高額な修繕費を請求されることもあります。

ゴミ屋敷の健康被害とは


ゴミ屋敷に住んでいると「周囲に知られたくない」と自然と人との距離を取ってしまいます。コミュニケーションがとれない状態が続くと社会との溝ができてしまい、孤立してしまうケースもあります。
孤立した状態が続くと、うつ病やセルフネグレクトなどの原因になることも考えられます。実際に孤独死で亡くなる人のなかにはゴミ屋敷の状態になっていることも多く、セルフネグレクトが起こっていることもあります。
セルフネグレクトは誰でもなる可能性があります。個人自身に対して興味を持てなくなることをいい、部屋の掃除はもちろんお風呂に入らなくなったり食事を摂らないなど日常生活のなかでも支障が出てしまいます。
一度でもゴミ屋敷が原因で人との距離ができてしまえば、そのまま改善されず年を取ってしまう人も多いのです。
また、もともとADHDなどの病気を持っていて「片付けが苦手」な人もいます。高齢者のなかには、認知症が原因でゴミを捨てられなくなることもあります。もともとはキレイ好きなのに高齢になってからゴミが捨てられなくなり、ゴミ屋敷になるケースもあるのです。
ゴミ屋敷に住んでいるとハウスダストや害虫、糞などが原因で健康被害を引き起こすことも考えられます。他にもゴミ屋敷に発生するダニやハエなどの害虫はさまざまな細菌やウイルスを持っている可能性もあり、病気のリスクも高めます。
なかにはゴミ屋敷の空気を吸い続けることによって、深刻なアレルギー症状が出てしまうこともあります。皮膚の赤みや蕁麻疹、体のかゆみなどが起こり慢性的になっていることも…。アレルギーの状態がひどくなると呼吸困難などの症状を引き起こすこともあるので注意が必要です。

まとめ


ゴミ屋敷に住んでいると様々な健康被害やリスクが考えられます。周囲の人とも自然と距離を取るようになりコミュニケーション不足になり孤独化してしまうケースも少なくありません。
ゴミ屋敷は自分だけの問題だからまわりには関係ないと思いがちですが。実際は悪臭や害虫などの問題を引き起こしています。ゴミ屋敷になってしまった場合、専門家の力を借りてでも早めに改善することが必要です。

ピアルカでは、遺品整理、生前整理を始め、倉庫の整理、空家の処分、定期清掃など、あらゆるお片付け作業をお手伝いをしています。
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