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2019.08.28 ブログ

生前整理とは

生前整理(せいぜんせいり)とは、生きているうちに死後のことを考えて身辺や財産の整理をすることです。
近年では20代や30代といった若い世代の方も利用を始めている「終活」のひとつです。
事故や災害、病気によって命を落とす可能性は誰にでも平等にあるので、亡くなった後のことを考えて準備を始めるのは決して悪いことではないのです。

そういった意味では、生前整理を始めるのに早すぎるということはなく、20代・30代の若い方から、終末を見据えた高齢者の方まで、幅広い年代で終活や生前整理が一般的になっています。
かく言う私も、娘がうまれてから自分の命や財産と向き合うようになり、エンディングノートを作成したり、物を増やし続けないようにこころがけるなどしています。

今回は、生前整理とは何なのか、すぐに使える生前整理の基礎知識をご紹介いたしますので、参考にしていただければ幸いです。

なぜ生前整理が必要なのか?

生前整理は、今、生きている人が自己の死後を考えて身辺や財産の整理をすることです。
主に高齢者の方が意識する終活ですが、病気の人と関わったり、親族の死を看取った後に、自己の死後について考え始める若い世代も増加しています。
現在は幅広い年代の方が生前整理に関心を持っています。
しかし一口に生前整理と言っても、どういった内容なのか、どんなメリットがあるのかについては中々周知されていません。
まずは生前整理の必要性と、生前整理をするメリットについてご紹介したいと思います。

生前整理の必要性

なぜ生前整理が必要かと言うと
あなたの希望を死後にも確実に叶えるため」
「残される家族などの負担を減らすため」
の2点でしょう。
特に後者のことを考えてはじめる方が多いと思います。

あなたの希望を死後にも確実に叶えるため

日本の民法上、15歳以上の人は有効に遺言をすることができるとされており、遺言を残すとあなたの財産等について、あなたの希望に沿った処分をすることができるようになります。
しかし、若い世代では遺言などを考える機会はほとんどなく、身近に死を感じた場合や災害に巻き込まれた際に初めて「自分の死後、残った財産はどうしたらいいんだろう」という思考に至るケースがほとんどです。
近年は、日本のあちこちで様々な自然災害が起こっているうえ、晩婚化も進んでいますから、死後のことをきちんと考えるのはむしろ好ましいことかと思います。
生前整理によって不要なものを減らし、あなたがどんな財産を有しているのかを把握することで、あなたの希望を死後に叶えるための選択肢が見えてきますから、生前整理を始める価値はあります。

残される家族などの負担を減らすため

大抵の方は、亡くなった時点である程度の財産を持っているかと思います。
死んでしまったら自分の財産を自分の思い通りに処分することができません。
あなたの財産を処分するのは、残される家族や友人・知人といったあなた以外の人たちになります。
どんな財産があるのか、どうやって処分してほしいのかを明確にしておくのは残された人たちにとって非常にありがたいことです。
生前整理では、単に断捨離を強制するというわけではなく、必要に応じて物を減らしたり遺言を行って物の行き先を決めるのが基本です。
全く手付かずで亡くなるよりは少しでもしておいた方が、残される家族などの負担は絶対に小さくなります。

生前整理のメリット

生前整理を始めるメリットは色々ありますが、中でも特に強調したいのが以下の3点です。

いざという時に困らない

急な入院や事故などに巻き込まれた場合であっても、生前整理によってどこに何があるのかが分かる状態になっていれば、あなたも周りの人も困らないというのが生前整理のメリットです。
例えば入院費用を支払うにしても、保険の証書や預金通帳などの存在が分かっていれば家族としても安心できますし、入院中に家族に大切な書類を持ってきてもらう場合にもどこにあるのかを分かりやすく伝えることができるでしょう。

相続争いを回避できる確率が上がる

生前整理の際に不要な財産を処分して現金化したり、思い出深い財産をリストアップしておくことで、忘れていた財産を思い出したり、相続争いを回避できる確率が上がります。
相続の際には故人の財産を把握するのも一苦労なので、事前に目録などが作成されていると相続人としては非常に助かるという点もメリットです。
また家族にさえ見られたくないプライベートなものや、家族にはわからない価値のあるコレクター品などを自分の納得のいく方法で整理できることも大きなメリットと言えるでしょう。

判断能力が落ちても安心

高齢になって慌てて生前整理をしている最中に怪我をしたり、判断能力が低下して生前整理を途中までしかできなかったというケースも。
また若い方でも急な病によって自分の意思を失ったり、意思表示できなくなる可能性はあります。
判断能力が低下してしまうと、遺言をするのも大変になりますし、あなたが本当に望む方法での財産処分が叶わない可能性が高いので、早めに生前整理を始めるのは重要なことなのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
高齢者じゃない若い世代にもメリットの多い生前整理。
個人的にはお子様が生まれた時点で自分の財産についてはきちんと考えてどうするべきかを考えておくことが大切だと思います。

次回は生前整理をする際のポイントをまとめます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ピアルカでは、生前整理や遺品整理のご相談を承っています。
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