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2019.08.29 ブログ

今日からできる生前整理とそのポイント

先日は生前整理について、生前整理をするメリットについて記述しました。

生前整理は「あなたの希望をあなたの死後も叶えること」にあり、物を整理する反射的効果として「快適に過ごせる」ようになるに過ぎませんから、少しずつでも始めてみるのがおすすめです。

今日は、今すぐはじめることができる生前整理の方法とポイントをまとめてみました。

今からでも始められる生前整理

必要なものと不要なものをきちんと分ける

生前整理に限らず、片付けの基本は「必要なものと不要なものに分ける」ことで、その際に自分が何を持っているのかを把握することが大切です。
洋服や書類、本などから始めるのが簡単ですが、「不要だけどまだ捨てたくない」ものも中には沢山あるかと思います。
そういった場合には、現状で無理に捨てようとせず、「不要だけど捨てたくない」カテゴリを作っておくのがおすすめです。
「KEEPボックス」を作っておきましょう。
この「不要だけど捨てたくない」キープカテゴリの物に関しては、「1年以上そのままだったら捨てる」や「自分が死んだら一緒に処分してもらう」といったルールを決めておくことをおすすめしています。
その後の処分の際に困らないうえ、あなたの気が変わったら簡単に処分することができるので、片付けが苦手な方でも問題ないかと思います。

貴重品は一箇所にまとめておく

空き巣などの可能性を考慮して、印鑑や通帳などの貴重品をバラバラに保管する方も多いのですが、保険証書や契約書などの重要書類に関しては、できるだけ一箇所に固めて保管するのがおすすめです。
その際、意外と忘れがちなのが「公共料金に関する書類」や「家賃等の振込先の管理」、「クレジットカード会社等からの通知」などで、こういったものも重要書類の近くにまとめておくと、何かあった時に素早く手続きできるので安心です。

エンディングノートを活用

エンディングノートとは、あなたのプロフィールや資産状況等に加え、身近な人へのメッセージなどを記すノートのことで、民法上の「遺言」とは全く別のものを言います。
遺言を作るのは早いと感じている方やとりあえず何か準備しておきたいという方の場合は、エンディングノートを活用すれば遺族等に対する簡単な指示も出せますし、後々遺言を作る際に便利です。
エンディングノートは書店などでも扱っていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
エンディングノートについてはこちら。

応用編

財産は財産目録にしてまとめておく

あなたの財産のうち誰かにあげたいと思うものが既に存在している場合には、その財産を含め、現金・預貯金・不動産・証券などのある程度の財産をきちんと目録にまとめておくのがおすすめです。
相続の際には相続人などが財産目録を作ってあなたの相続財産を管理します。
財産の調査自体が手間のかかる作業なので、あらかじめ目録を作っておくことで作業の手間を減らすとともに、不要な財産を把握し処分したり、一定の財産について誰に相続させるかを考えるきっかけになります。
また、財産目録を作成すると、その財産に対してどの程度の相続税がかかるのかをざっくりと計算することができるようになります。
贈与税は相続税の課税逃れを防止するため、相続税よりも高い税率が設定されていますが、場合によっては生前贈与等で財産を減らすほうが節税効果が高くなる可能性があります。
相続や税金について不安がある場合には、弁護士等の無料相談を利用して話を聞いてもらうのもおすすめで、遺言等の相続対策を考える上でも非常に役に立つかと思います。

遺言書を残しておく

生前整理のゴール地点は、おそらく「遺言書を作る」ことになるかと思います。
ここでいう「遺言書」は、故人のメッセージ性の強い手紙のことを言うのではなく、民法で決められた方式に従い決められた内容を記載した書面(遺言)のことを言いますので、作成の際には遺言書を作るための正しい知識を押さえておく必要があります。
遺言書は、民法の決まりをきちんと理解していただき慎重に作成してください。
確実にあなたの意思を反映させたいなら、弁護士や公証役場での相談をおすすめします。

まとめ

いかがだったでしょうか。
生前整理は、言葉だけを捉えるとマイナスなものに感じられますが、若い世代でも関心が高まってきている「当たり前の準備」なので、敬遠せずに興味を持っていただけると良いかと思います。
生前整理をすることで相続税や贈与税の節税に繋がったり、相続時の紛争を回避できる確率が上がりますので、この機にあなたの財産と向き合ってみるのは価値があると言えるでしょう。