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セルフネグレクトの人が周りにいたとき。
こんにちは。
先日のセルフネグレクトについてのブログはお読みいただけたでしょうか?
本日は、まわりにセルフネグレクトになっている、またはなりかけている方がいたとき、どうすればいいのかを考えてみましょう。
話をよく聞いてあげよう
セルフネグレクトは大抵の場合、何らかのきっかけにより引き起こされるものです。ですから、その原因を聞いてあげて理解する・共感することにより、セルフネグレクトが改善されることもあります。悲しい気持ちや絶望感を理解して、思いが癒やされるように助けてください。
また、生活のはりを持つことのできる方法を考えてあげることもよいでしょう。
定期的なコミュニケーションがやがて心の扉を開けることにつながるのです。
ゆっくりと確実に信頼関係を築いていきましょう。
見えるところから正そうとしないで!
セルフネグレクトの人を助けるためには辛抱強さが不可欠です。
ゴミがあふれていることや清潔さに欠けている点は気になることでしょう。
しかし、すぐに見えるところを正すことのないようにしてください。
「汚い!」「はずかしい」「くさい」などの暴言を吐いてしまっては心の扉はしっかりと占められてしまいます。
生活の変化を強制するよりも、理解してあげるようにしましょう。
本人の絶望や落胆が和らぐことにより、自然と見える部分の改善も進んでいくものです。
何かやりがいのあるものを見つけることによっても、生活の改善が始まることもよくあります。
根気を持ってあせらずに少しずつ助けていくようにしてください。
自治体のサポートを活用しよう
根気を持って・・・とはいうものの大切な人や家族にずっと付き合っていると自身の精神が持たなくなってきます。
そんなときは気軽に自治体に協力してもらいましょう!
自治体はセルフネグレクトがもたらす孤独死やゴミ屋敷などの問題を避けるためにも、意欲的にセルフネグレクトへの対処支援を行っています。
セルフネグレクトを改善するために施設への入居を計画している自治体もあります。
難しい点のひとつは、本人がセルフネグレクトを改善するための支援を断ることが多いということです。
本人が支援を望むことが最もよい方法ですが、無理に自治体の支援で結果を出すようにはしないでください。
そのような支援があることは頭の隅に置いて、家族を助けていきましょう。
セルフネグレクトには周囲の協力は不可欠です。
取り返しのつかないことになってしまわないように慎重に対処すべきです。
まとめ
セルフネグレクトは決して他人事ではありません。
誰もがいつどんな状況に直面し、大きな落胆や絶望を感じるかわからないのです。
セルフネグレクトに悩んでいる人も、自ら望んでそのような状況になっているのではないことを忘れないでください。
セルフネグレクトの傾向が見えたなら、
話をよく聞く
生活にハリを与える・楽しみをもたらす
見えるところから正すようにしない
自治体の支援にも精通しておく
をポイントに、自分や家族をセルフネグレクトの危険から救うようにしましょう。