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2019.12.03 ブログ

介護施設へのお引越し・空き家になる前に

最近、施設への入居の引越し、片付けのご依頼が増えています。
なぜ、生前整理・遺品整理業者に引越しのご相談が来るのでしょうか?
ご自宅から介護施設への引越しは、普通の引越しとは大きく違いがあります。

自宅から介護施設へのお引越しが大変な理由

施設へは持っていける物の量が決まっている

アパートからアパート、アパートから一軒家、一軒家から一軒家に引越す場合は、一部の不要なものは処分すると思いますが、大体のものはそのまま使用するため断捨離・整理はそんなに難しくありません。
しかし、老人ホームへ引っ越し、元の住まいをすっかり引き払うとなると、持って行けるものはわずかです。
家財のほとんどが処分するものになり、生活最低限の衣類と生活用品だけになるでしょう。
大きな家電から、小さな掃除用品や食器など沢山のものが不要になります。
そういった理由で普通のお引越しと比べると、処分する荷物が大量に残ることになります。

引越し準備の精神的・身体的な負担が大きい

引越しの荷物を選別することも高齢者の方にとってはかなり労力を使うもの。
また何を捨てていいか何を持っていけばいいかも悩むことでしょう。
そして一番の問題は、残った荷物をどう処分するかということです。
ひとつひとつのものをどう処分するか調べて、分別したり、処分場に持っていくことなんて、
施設に引っ越す予定のある方には到底無理なことでしょう。
丸ごと処分するだけなら不要品回収業者に頼めますが、長年住んでいた家には大事なものが眠っているかもしれません。
処分する前に、一つ一つ棚をチェックしたり、探しものを捜索するとなると片付け・整理をするだけで数日かかることは間違いありません。

手伝ってくれる人がいない。選定方法がわからない

施設に引越すということは、多くの場合、本人は介護が必要ということです。
中には自分の判断も曖昧なことも・・・。
そして、身近に介護が出来る身内がいない場合がほとんどでしょう。
大量の処分品、重くて自分では運べないもの、高くてもう自分では届かない場所にある処分品もどんどん出てきます。
それを介護が必要な高齢の方が一人で処分するのは、難しいことでしょう。
離れて暮らすご家族が手伝いに来られればよいのですが、それでも何日もかかります。
元のお住まいには、引越す本人だけでなく、家族一同がかつて過ごしていた大量の荷物が置いてあります。
写真のアルバムや、いつかこどもに引き継ごうとしている着物・貴金属等…様々なものが出てくるでしょう。
引越し業者がしてくれるのは、あくまで、引越しで持っていくと決めて荷物の梱包・運搬です。
その前の、「いる」・「いらない」と整理する作業は住んでいた本人がしなければなりません。
ヘルパーの方は介護保険内の、限られた時間でお手伝いできることには限度があります。
また最近はヘルパーは片付けをしてはならないと言うルールのある会社も多いようです。
と言うのも、ヘルパーさんが知らずして高価な価値のあるものを片付けてしまった。
等のトラブルがあるので、片付け・整理整頓を省いた、その本人の身の回りのことだけに徹底したサービス方法が増えてきているそうです。
ご家族のどなたかだけに整理を手伝ってもらって、後々
「あれは私がもらうべきだった」
「こそ抜けして整理の時に持っていった」
とトラブルになる場合も多々…
せっかく整理をしたのに疑われてしまう方も、手伝わずして疑心暗鬼になってしまう方も両方気分が良くないですよね。

介護施設へのお引越しまでのあれこれをまるごとお任せ

そんな時は、生前整理業者に是非依頼しましょう。
遺品を相続するご家族様全員に一日だけ集合していただいて処分品や残す物の指示をいただければ、あとは全部こちらで作業をするので、時間も労力も使わないで済みます。
また、書類として処分要項を残しておけるので、トラブル回避になります。
相続するご家族がいない場合も何を介護施設に持って行って、何が不要かを一緒に考えたりアドバイスすることもできます。
重いものや高い場所にあるものなどもまるごと整理して、処分品も全て綺麗に整理できます。

ピアルカでも、一緒に時間をかけて整理するところから、ご不要品の処分・家の掃除・施設への引越しまでを真心込めてサポートさせていただいております
施設へご入居の際はご相談くださいませ。