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ゴミ屋敷を作ってしまう人の3つの心理
『どうしてゴミ屋敷になってしまうのだろう?心理状態がわからない。』
こう思う方は多いのではないでしょうか?
私も、この業界に入るまではそう思っていましたし、理解する機会もありませんでした。
異常なまでに家にゴミを収集して出来てしまうゴミ屋敷は、そうでない方から見ると理解に苦しむものかもしれません。
社会問題にまで発展し、一時はメディアで頻繁に報道されましたが、ゴミ屋敷は特別なものではなく、あなたのまわりにも存在しています。
またメディア媒体では「ゴミ屋敷の住人自体が悪」とされていますが、そういうわけではありません。
ゴミ屋敷を作ってしまう人の実情を知れば、そこには今の日本が抱える大きな問題が浮き彫りになります。
今日はそんなゴミ屋敷になってしまう人の心理をご紹介します。
ゴミ屋敷は心の状態と深くつながっている
ゴミ屋敷は、心が満たされていない場合に起こる表面的な現象の一つです。
心の状態が不安定な時というのは、誰もが経験していると思います。
つらいとき、悲しいとき、私たちは多くの人に支えられて、その大きな壁を乗り越えることができます。
しかし、心が不安定な時期に重圧が過剰にかかりすぎてしまう人もいます。
ゴミ屋敷にしてしまう方は、深刻な精神病の方だけではありません。
むしろごく普通の方である割合が圧倒的に多いのです。
つらいとき、自己防衛をしようと働いた本能が、少し通常とは違う行動を自分にとらせてしまった時、ゴミ屋敷を作ってしまうのです。
ゴミ屋敷の分類
そもそもゴミ屋敷は2つのパターンに分かれている事はご存知でしょうか?
汚部屋(おへや)/倉庫系もしくは有機系に分けられます。
汚部屋(おへや)/倉庫系
家具、家電、洋服、書類、趣味のおもちゃやDVDなどとにかくモノが溢れかえっている部屋、片付いてない部屋を汚部屋(おへや)(おべや)/倉庫系と呼びます。
有機系
スーパーやコンビニなどで買ったお弁当、カップ麺、ペットボトルなどの容器をはじめ、食べ残しや飲み残しまでが溜め込まれている部屋を有機系と呼びます。
有機系は腐食によるカビや害虫の発生もあり、匂いもひどいです。
対処をしないと健康に害が及ぶ可能性を秘めています。
夜勤の方や、精神疾患のある方に多い家状態です。
ゴミ屋敷にしてしまう心理状態
なぜ普通に暮らしていた方が、ゴミ屋敷を作ってしまうのでしょうか。
原因は現代病と言えます。
過労によるストレス
仕事をしていると、上司や取引先からの依頼や重圧などで、無理をする。
誰もが一度は経験するでしょう。
勤勉な方ほど、特にその傾向が強いように感じられます。
さらに、働いても思ったような成果が得られない、ミスをしてしまったなどが続くと、精神的にも大きな負担がかかります。
そんな時、私生活でゴミ捨てが面倒だなと感じて放っておいたら、気づいたらゴミが溜まりすぎていた、という方は少なくありません。
追いつめられた心は、なす術も無く、ゴミ屋敷を受け入れてしまうのです。
家庭環境によるストレス
例えば、夫婦仲が非常に悪くなって、家への愛着がなくなってしまった場合、その場所をキレイにしようなどとは思えなくなるという例です。
逆に恋人や友人がおらず、作業をするスペースと寝るスペースがあればいいといった堕落的な生活に慣れてしまう場合も。
自分にかまわない、人にかまわれないのであれば、わざわざクリーンな環境を保つ必要がないと言う心理状態の究極形態です。
汚れた環境が落ち着くといった精神状態になってしまう方々もいます。
こういう方々は、外では立派な社会人であることが良くあり、外で気をはっている分、どこかでその重圧を解放したいのですが、行き場をなくしたストレス発散口は精神を蝕んでしまうようです。
社会からの孤立による寂しさ
ゴミ屋敷を作ってしまうのは、ご年配の方にも多く見られます。
先ほどの家庭環境に寄るストレスの延長線にあるものです。身内や友人もまわりにいなくなり、誰も家に遊びに来ない状態で家をきれいに保つ必要はあるのか?と言う放棄的な考えになるのが人間の心理です。
さらに高齢者にもなると身をきれいに保つことや、前向きに人生を生きていくモチベーションを常に保つことは難しくなってきます。
他人と話すこともなくなり、家にも誰も来ない。
自分自身に放棄的になるセルフネグレクトは現代の日本の大きな問題と言えるでしょう。
ゴミ屋敷の住人は罪人ではない。
このようにストレスの社会、人とのつながりが希薄になった社会、少子高齢化社会で精神的に肉体的に健康に生きていくことは非常に難しいのです。
だからといって周りにあるゴミ屋敷を放置することは、近隣住民としては非常にやるせないですよね。
そんなときは自治体の力を借りてみましょう。
各種自治体においてゴミ屋敷について問い合わせると環境課などで対応をとってくれます。
ゴミ屋敷の住人を直接攻撃しても意味はありません。
またゴミ屋敷に住んでいる方がもしこのブログを見ておられましたら、是非勇気ある一歩を踏み出してピアルカにお問い合わせください。
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