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2020.12.18 ブログ

空き家なのに費用がかかる?保険や公共料金


両親から相続した空き家を「いつかは片付けないと…」と思っていても、なかなか気持ちが進まずそのままにしてしまっている人もいるのではないでしょうか。気持ちの整理がつかないうちは思い出の品に溢れた家を片付けるのはなかなか難しいもの。
焦らず、自分の気持ちと向き合いつつ空き家を片付けていきたいものです。ただ気を付けなくてはいけないこととして、空き家を維持しているだけで保険や公共料金がかかる可能性があります。

空き家にかかる保険とは


空き家にかかる税金は主に「地震保険」「火災保険」などの持ち家にかかる保険料金になります。住んでいる人はいないとはいえ、持ち家として所有している場合これらの保険には入り続けていたほうが安心です。
誰も住んでいないのになんで保険が必要になるの!?と思う人もいるかもしれません。空き家は誰もいないからこそ放火などの被害にあうことも少なくありません。木造の家だったりなかに荷物が多かったり、ゴミで溢れている家もあるかもしれませんよね。
外から見たときに明らかなに空き家の状態だと、不法投棄の被害にあることもあります。空き家のなかに残っているものを処分したり解体するには高額な費用がかかります。保険に入っていないと全額自己負担になってしまうこともあります。
そのため空き家になっても火災保険に入り続けている人もいます。ただ実際に住んでいる家よりも保険料の負担が高くなってしまうこともあるので注意してくださいね。また、火災保険によっては空き家だと対象外になってしまうこともあります。
実際に空き家でもリスクを軽減するために、保険の加入は推奨されています。保険によっても金額は異なりますが、年間数万円程度のお金はかかると覚えておいたほうがいいと思います。安易に「誰も住んでないから火災保険は解約していいよね」と判断するわけにはいかないのです。

空き家でも光熱費の支払いは必要?


空き家なのに光熱費!?と驚く人もいると思います。もし解約してしまうと部屋の片付けが難しくなってしまいます。掃除をするのに水を使えなくなるので拭き掃除もそうですし、トイレの水を流すこともできません。
電気が通っていないと部屋のなかが真っ暗になってしまい、片付けが進まず後々困ることになります。また空き家の状態を維持するために、部屋の換気をしに定期的に空き家にいく場合も、電気や水道などが通っているかどうかでも違いますよね。
なかには空き家の管理業者に委託して部屋の管理をしてもらうケースもあると思います。こういったサービスを利用する場合は、ライフラインは通っていることが条件のように決められていることもあります。
空き家の管理を外注するときはより注意が必要になります。水道・ガス・電気・ライフラインなども含め基本料を下げ負担を減らしてでも止めるわけにはいかないケースもあります。

空き家の光熱費の負担をできるだけ少なくする


空き家の光熱費を解約できないケースもあるのはわかっていただけたのではないでしょうか。ただ、なかなか行かない家の光熱費を払い続けるというのもなんだか負担に感じてしまいますよね。もし定期的に掃除に行くために光熱費をそのまま支払っているのであれば、一工夫が必要です。

【水道】

必要なときだけタンクを車に積んで水を持っていく方法もあります。また地域によっては一時的に水道を使えるなど柔軟に対応してくれる場合もあります。地域によっても対応方法が違うので一度確認しておくと安心できるはずです。
水道を止めた場合すぐに開通できなくなってしまうこともありますし、配管が錆びつき異臭の原因になってしまうこともあります。空き家を将来的に取り壊すのであればそこまで心配は必要ありませんが、遺品整理が落ち着いたあとに住むのであればライフラインのメンテナンスも重要です。

【電気】

また空き家になった場合は漏電などの危険性を考え、止めてしまったほうが安全なケースもあります。ただ地域によっては給湯器を完全に止めるのはよくないケースもあります。その場合、契約を継続する為にもアンペアを下げて基本料金を下げる手続きも必要です。
同時に部屋のコンセントがつけっぱなしになっていないか、火災の原因になるものはないかを見直していくとトラブルを未然に防ぐことにも繋がるはずですよ。

【ガス】

ガスはガス漏れを防ぐ為にも必ず解約しておきます。ガスの場合は立会いが必要になるため早い段階で閉栓の手続きをしておかなくてはいけません。ガス業者によっては必要なときのみガスを一時的に利用する手段などもあります。ガスは開栓しているとトラブルのもとになりますので、一度止めてしまってもいいと思います。

まとめ


空き家を所持し続けるにしても、想像以上に負担額が出てしまうこともあります。税金はもちろん保険や光熱費など払い続けるのか、もしくは解約するのかなども含め早めに決めて対応できるようにしておきたいものですね。